
- 神社仏閣でいただいたお札やお守りのご加護を期待する。
- ヒーリングを受けて、心身の悩みが少しでも軽くなることを期待する。
- パワーストーンからのサポートを期待する。
こうしたこと自体は、決して悪いことではないと思います。
目に見えないものから力を借りることや、自分ではどうにもならないと感じるときに、何かに支えてもらうことも、一つの方法です。
ただ、その前に。
自分自身の状態を整えておくことも大切です。
今回は、その土台になる部分についてお話しします。
三毒(貪・瞋・痴)について
仏教には「三毒(さんどく)」という考え方があります。
「貪(とん)・瞋(じん)・痴(ち)」の3つの煩悩のことで、人の心を迷わせ、苦しみを生み出す原因の一つとされています。
簡単に言えば、
- 貪:欲、執着
- 瞋:怒り、憎しみ
- 痴:物事を正しく見られないこと、思い込み
といったものです。
もちろん、人間である以上、こうした感情を完全になくすことは難しいでしょう。
大切なのは、自分の中にあるものに気づくこと。
そして、必要以上に執着したり、怒りや憎しみに囚われたり、思い込みだけで物事を判断したりしないように、日々少しずつ手放していくことだと思います。
ネガティブなものを溜め込まない
特別なものに頼る前に、まずは日常生活の中でできることがあります。
環境を整える
まずは、自分が普段過ごしている場所です。
- 部屋をきれいにしておく
- 風通しをよくする
- 明るく清潔な環境を保つ
- 物を粗末にせず、大切に使う
環境が乱れていると、それだけで気持ちまで重くなってしまうことがあります。
だからこそ、身の回りを整えることは、シンプルですが大切な土台になります。
考え方を整える
そして、もう一つが自分自身の考え方です。
- 自分を必要以上に卑下しない
- 過去の出来事にいつまでも囚われない
- 人を恨み続けない
- 必要以上に卑屈にならない
- 辛いことばかりに意識を向け続けない
嫌なことがあったり、誰かに傷つけられたりすると、頭では忘れようとしても、心の中には残ってしまうことがあります。
それ自体は、悪いことではありません。
ただ、その感情を長く抱え続けることで、自分自身が苦しくなっているのであれば、少しずつ手放していくことも必要です。
特別なものは「土台の上にあるもの」
お札やお守り。
ヒーリング。
パワーストーン。
そうしたものを頼ることを否定するつもりはありません。
むしろ、自分一人では難しいと感じるときに、何かからサポートを受けることは、心強いことだと思います。
ただし、
「何かに頼れば、自分は何もしなくてもいい」
という考え方とは、少し違います。
まず自分自身の生活や心の状態を見直す。
その上で、自分では補いきれない部分を、必要なものからサポートしてもらう。
私は、その順番が大切だと考えています。
特別な力を求める前に、まずは自分自身の土台を整える。
そして、その上で必要なサポートを取り入れていく。
それだけでも、日々の過ごし方は少しずつ変わっていくかもしれません。